MESSAGE FROM THE PRINCIPALS校長挨拶

統括校長挨拶

帝京大学可児統括校長 古木純司

帝京大学可児 次の一歩へ

 本校は、昭和63年に創立、中学と高等学校が同時にスタートした中高一貫校です。平成24年には、小学校も開設され、現在では、小学校・中学校・高等学校のそれぞれから入学した生徒たちが、豊かな自然環境・充実した施設設備の中で、毎日共に勉学に励んでいます。

 本校では、毎年90%前後の高校3年生が、現役で4年制大学に進学を果たすなどの進学実績を上げており、東大や京大、あるいは国立大医学科へ現役で合格する生徒も出てきています。但し単に大学合格を目指すだけではなく、生徒たちは在学中、様々なキャリア研修や進路行事などを通して、自分が進む将来の道を模索した上で、それぞれの進路を選択して進学していきます。

 また本校では、私学ならではの特色ある人間教育も行っています。当たり前のことが当たり前に出来るようになるために、各発達段階に応じて、校内外で様々なプログラムを実施しています。普段の学校生活でも、小・中・高それぞれの入学生が分け隔てなく混ざり合うことで様々な人間関係が生じ、互いに切磋琢磨する環境が整います。このような帝京での日常生活を通して、将来、社会で活躍できる人間力やコミュニケーション力が培われていきます。

 中高の6年間は、思春期という心も体も子どもから大人へと大きく成長していく、人間形成の中でも大変重要な時期です。国際的な視野を広げる海外語学研修や短期留学の経験、最新のICT機器の活用、学習と部活動の両立、医学部への推薦入学を始め医療系が充実した帝京大学の多方面でのバックアップ、少人数で行う先生方の熱心な授業など、様々な教育環境を整えている本校で、高い目標をもって学ぶみなさんと出会えることを楽しみにしています。

帝京大学可児統括校長 古木純司

高等学校中学校校長挨拶

帝京大学可児高等学校中学校校長 加藤昭二

 地球規模での環境問題や様々な課題を目の前に、「持続可能な未来をつくる」という大きな目標が突きつけられている二十一世紀は、多様な価値観がせめぎ合っている苦しい時代です。それゆえ、グローバルという単一化でなくインターナショナリズムによる多様性を尊重し、協働的な社会こそ、日本が目指すべき姿であると考えています。また、新型コロナウイルスの感染拡大は社会の仕組みや経済、生活様式、学校生活までも激変させてしまいました。ようやく、収束段階を迎えましたが、ポスト・コロナ時代、世界がどこに導かれるのか、はっきりと見通すことができません。こうした時、新たな価値を創造していく個の力を育成するために、中等教育では思考力・判断力・表現力や、主体性をもって多様な人々と協働する態度などの育成が求められていると思います。

 現在、岐阜県内に多くの高等学校・学科があり、「学びの選択肢」が多数ある中で、本校の教育内容や特色を理解し、県内外の中学校から多くの生徒が入学してくれています。高校見学会や説明会を通して、自分の目と耳で確かめ、確かな学力を身に付けたい人、親元離れ寮生活を覚悟し、自己の能力を本校の授業や部活動等を通して最大限伸ばしたい人など、ここで学びたいと願う多くの生徒諸君がいます。

 本校では少人数制の授業を展開できるメリットを活かし、ICT機器の効果的な活用や学習支援クラウドサービスを積極的に利用し、生徒自らが「いつでも、どこでも学べる環境」を築き、急速に進むテクノロジーと世界の人々との共生ができるよう、生徒の皆さんの「未来ファースト」を最優先とした学びの環境を整えています。また、新たに国際バカロレアIBディプロマ・プログラムのコースも設置されたところです。だれもが人生の主人公として未来を拓くためにも、高等学校はただ単に卒業することが目的ではなく、生徒一人ひとりが自ら学ぶ場として、「分からないことがあるから、学ぶのが楽しい!」という気持ちで、本校でさまざまなことに挑戦しながら、新しい自分を発見し、自己の可能性を粘り強く追求してくれることを期待しています。本校の『努力をすべての基とする』という建学の精神の原点もそこにあります。

帝京大学可児高等学校中学校校長 加藤昭二